暑い秋ですね
もうすぐ 「中秋の名月」ですのに・・・
ところで。
今日は コレステロールについて。
今までに 「栄養医学」を お聞きになったことのある方は いまさら・・・でしょうが
「コレステロール」= ホルモンの原料。細胞膜を形成する
と とある辞書にも記載されています。
つまり、 体には 必要な 材料なのです。
過食、運動不足、肥満、タバコ その他 リスクを伴う場合を別として
総コレステロールが低値すぎることは 決してよくありません。
栄養学をやるまでは 高いほうしか気にしておりませんでしたが
そういう目で低値の方を 診察すると・・・
確かに 疲れやすい・・・ですとか
普段はよくても「風邪」をひくとこじれるとか
「うつ」っぽくなる方もいます。
大規模調査ではないので 学会などには出せませんが
毎年インフルエンザや 風邪にかかりやすい人
統計的にはコレステロールが低い方が多いです。
精神的に 参ってしまっている患者さんでは
140! とか 驚くほどに低く・・・。
せめて180!は ほしいです
欲を言えば200!
いや もう少し・・・・
ほかのデータについても 徐々にお話しますが
まず 総コレステロールを みなおしてください。
コレステロールの材料は、「タンパク質」です。
憂鬱の治療に タンパク質。
なれない方は 「何をそんなこと・・・」と思うことでしょう。
栄養医学に携わる Dr仲間も(自分もそうでした)
たいていは同じく 「エ~ホント?」と最初は
驚きます。
でもよく考えてみれば 生化学でやったことなのです・・・
うつ と 低コレステロール血症。 最近書籍でも
とりあげられるようになってきました。
働き盛りの ゆううつ世代。
食事内容は大丈夫ですか?
コレステロールに「悪い」からと
肉や卵などを 遠ざけていませんか。
手軽だから・・・おにぎりだけで 済ませてはいませんか。
自分も 家族も試し
もちろんいろいろな先生がたにも話を伺いました。
肉食で太ることはありません。
それに付随する 糖質過剰が問題なのだと思います。
焼き肉のあと じつは全然太ってなんかいないこと
経験ありませんか。
不妊にも コレステロールはぜひ 気にしてほしいです。
「ホルモン」の材料なのですから。
質のいいタンパク質を とってください。
産後の方は、
まず妊娠中のデータを他のデータとともに比べてみてください。
妊娠中は 妊娠によるホルモンバランスの影響で高値になるため
それが見かけ上のこともあります。
多くの患者さんがそうですね。
妊娠中の高値を恐れるあまり
「治療」「食事制限」ということもあるので
さらに産後に コレステロール低値になることもあります。
自分は 140から200まで上げました。
コレステロール値と その他のデータと その時の気持ち
というグラフを作って 発表したら
わかりやすくて 喜んでいただけました。
これも 後づけでなく
本当に当時の状態と データには嘘がないので
やらせではないです。
脳の状態・・・気持ちの状態・・・月経の状態・・・
身体のいろんなところに プラスの影響が出ています。
ではまた。