こんにちは。
このところ、更年期症状(ホットフラッシュ、イライラ、高血圧、不眠など)を主訴とするお問い合わせが増えております。
高市首相が発言してくださって、女性の辛さがもっと理解される社会になるかも?とひそかに期待しております。
更年期・・・年があらたまる時期・・・
閉経によって、卵巣ホルモン分泌が低下するので
それに対応する「脳・自律神経・全身」が様々な症状を起こします。
更年期と言えばホットフラッシュ、というイメージでしょうか。
結構辛いと相談を受けるのが不眠と気分の落ち込み・疲労感です。
更年期(閉経期)は、卵巣ホルモン(女性ホルモン=エストロゲン・プロゲステロン)が低下していくことで
脳が困ってしまうわけです。
いつも例えているのが 会社でいうと脳が社長、卵巣が有能な社員の部署、自律神経が脳と各部署を連携&伝達する秘書さん という感じです。
卵巣社員さんが一気に退職してしまうと、社長である脳は困ってしまうので
イライラしたり、悲しくなったり、睡眠に大切なメラトニンを出すのもバランスを崩して不眠や中途覚醒がおこったりします。
更年期に「メラトニン」のサプリが良いと言われているのは、とにかく睡眠をとって脳を休めて、
自律神経や全身の細胞にきちんと指令を出せるようにした方がいいからです。
脳に必要な栄養素はたくさんあって、アミノ酸も脂肪酸も、ビタミンミネラルも大切です。
お出汁(スープ)や、蛋白源となる納豆などの豆類・卵・お肉・お魚、質の良いあぶら類、
ビタミンはB群はもちろん、C・D・A・E・K~すべてが必要ですし
ミネラルもすべてですが、特に 亜鉛・マグネシウムが重要です。
そして、栄養の吸収と排泄に関係する腸活=善玉菌、食物繊維、水分、適切な食事 ←腸活には睡眠やリラックスも大切
食事や生活習慣の改善で、更年期が楽になることも多いのですよ。
逆に言えば、更年期がきつい方は、悩みが多く、夜更かしや食事の乱れ、便通の乱れがある方が多いです。
そこを少しづつでも改善できると、更年期障害の症状も改善されますので、試してほしいです。
自分もいつも間にか更年期世代、一緒に時を重ねてきた患者さん、スタッフや姉たち、友人もみな更年期前後です。
更年期症状が軽い・重いの違いを いつも医学的に客観的にみていますと、
上記のような生活習慣って本当に大切だ~と思うのです。
若い時から便秘で、ストレスフルで・・・という場合は、更年期症状も強いことが多いです。
そして、更年期は、いろいろ大変なお年頃。
社会的な不安(職業の立場・役職、会社の経営など)、家庭でのこと(子供の反抗期・受験など、夫婦仲のこと・・・)、親のこと(親の病気、介護など・・・)などが一気に訪れる方が多いと痛感しています。
(もちろん、若い人だって大変だし、若い時から苦労の連続…ということもよくありますけれども。)
それが、時としてつらいこともありますが・・・
なんとか栄養と睡眠と楽しいこと!で乗り切れますように。
ところで
うちのボーダーコリーにそっくり!な
わんこのオーナメントを見つけました!
本当にそっくり。

それではまた。





この記事へのコメントはありません。